top of page
検索
執筆者の写真トーメ

ようやく出た言葉は歌だった。<2/10追記あり>


雪が降る

カラカラに乾ききった空が なかなかに続いてしまった

流行りのものには目がない上に やはり古き良きも信じる

ほんのわずかでとてもか細い 今度は大丈夫って言葉

馬鹿馬鹿しいと思いながらも 馬鹿なりに諦めきれずに

街にはようやく雪が降る ハラハラと雪が舞い踊る

ガラガラな会場を埋め尽くす なあなあな空気が嫌いで

溢れ出るいくつもの感情を メロディにのせて吐き出した

寄り道ばかりがやたらと目立つ とある物語の主人公

堂々とさらけ出した果てに とうとう終焉を迎える 

街にはようやく雪が降る ハラハラと雪が舞い踊る

新しい何かを求めて 西へ東へ光へ闇へ向かったが

実は探し続けたものは 古くて質素な確固たる日々

カラカラに乾ききった君に 私はなにを言えるのだろう

カラカラに乾ききった君が 目の前に横たわる中で

街にはようやく雪が降る ハラハラと雪が舞い踊る

街にはようやく雪が降る ハラハラと雪が舞い踊る

やっぱり言葉にはできん。

心の底からのアリガトウをアナタに。


閲覧数:47回0件のコメント

最新記事

すべて表示

あるを尽くす

bottom of page