まだまだこの状態は続きそうだ。
たまには仕事の話を。
ワタシの仕事は障がい児者の暮らしについて相談を受けたり応援したりするんだけど、
彼らの日常も他同様我慢や制約を強いられるものに変わってきている。
彼らが日中を過ごす養護学校や通所先もこのご時世で“お休み”になっている所が多い。
まぁ家でゲームやったり勉強したり趣味に没頭したりできれば少しはマシなのかもしれないけれど、
彼らのほとんどが家の中で何をして過ごせばいいのか考えることが難しい。それどころか、日常のパターンが崩れるダメージがなかなかなものなのだ。特性としてずっと家にいられない方も少なくないしね。
そして何より、彼らはひとりで家にいられないのだ。
そしてそして、家族だって仕事や家事があり、彼らをみていられないのだ。
そこで彼らやその家族が『なんとかして欲しい』と依頼をしてくるのがワタシのようなヘルパーだ。
ワタシたちは依頼を受けるとマンツーマンで何時間も過ごすことになる。
通常なら日中過ごす場所がやってない時間(平日夕方や土日)に依頼があるのだが日中を過ごす場所が“お休み”な今は朝っぱらから終日通して依頼があるわけ。
しかしながらやたら人混みにも行けないし遊技場はそもそも休業しちゃってるし。
やむを得ず人気のない河川敷や公園を必死に探して飽きないよう転々と場所を変えているのが現状。
彼らや自身が感染せぬよう、めちゃめちゃ気を張って動いている。
もともと万年人手不足の福祉の世界。
このまま『その情熱に感服だ』と称えるだけでは人材はあっという間に消えてなくなっちゃうよ。高齢者や障がい者って呼ばれるのは未来のあなたかもしれないのに。
人が
保障が
財源が
休息が
欲しいものがたくさんだ。
今日とある利用者が河川敷を歩きながら、
コロナが終わったら
映画館いきたい
カラオケいきたい
図書館いきたい
プールいきたい
プラネタリウムいきたい
温泉いきたい
旅行したい
マンガ喫茶いきたい
買い物いきたい
次から次へと希望を口にしていた。
そうだよね、そうしよう!
ワタシはそう言うことしかできなかった。
1日も早く安心できる日が戻りますように。
ステイホームできない彼らを応援するために
ワタシもステイホームできない日々が続きます。
みなさんもどうか身体に気をつけて。
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